藤堂高虎が手掛けた紀州御三家の居城 【和歌山城】
和歌山城は羽柴秀長が虎伏山に築いた平山城。藤堂高虎(普請奉行)が手がけた最初の本格的な近世城郭。城代として桑山氏、後に浅野氏を経て御三家紀州藩の城となる。8代吉宗、14代家茂を輩出。 #wakayamajo pic.twitter.com/hbwhTvtN6D
— メカマツオが正常に働くために (@mechamatsuo) August 2, 2015
和歌山市駅から歩いて来て、地名が城北橋北詰と南詰とあるあたり。これは堀の跡なのかな。 #wakayamajo pic.twitter.com/WUBOdBIda9
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歩いた順に。吹上橋跡から砂の丸方面へ回り込むところ。打込接の布積ですかね。角は算木になりきれてない。 #wakayamajo pic.twitter.com/lQHeLk8pc8
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さっきの石垣の延長上に明らかに改変の跡。本来はこの横の道路まで張り出していたようです。砂の丸の高石垣で元々は徳川期のものになるのだが、場所によって全然違う積み方をしているのがとても面白い。修復したのかな #wakayamajo pic.twitter.com/hOFkWcLkCp
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石垣沿いに歩いて行って、追廻門に繋がる手前の角。かなり高くて立派だなあ。この先もぐるっと石垣が続いているようだが道からは見えなくなるようだ。 #wakayamajo pic.twitter.com/WCZ1RRo6eH
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搦手にあたる追廻門。馬術の訓練をする追廻に通じる門とのこと。高麗門。朱色に塗られているのは二の丸(中枢)の鬼門にあたるので除災のため。入ると石垣に突き当たり曲がって城内へ入る形。 #wakayamajo pic.twitter.com/UeY6jaWv6M
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砂の丸跡。広場になっている。近隣の方が体操とかしてた。さっきの高石垣の内側。綺麗ですな。石材の大きさを揃える感じの加工してある。四枚目も当時のもの? #wakayamajo pic.twitter.com/QWRHEmpkU4
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砂の丸城内側を戻るように戻って来ると、吹上口になる。吹上門の内側に桝形と勘定門。門の東側にはかつて雁木があり、船で物資を運んでいたようだが、当時の面影はほとんど残っていない。 #wakayamajo pic.twitter.com/bVLrYNSoRp
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面白いのがここの石垣左右で積み方がガラッと違うんです。左側が野面積で古い時代のもの。こんな細かい石使うんか。 #wakayamajo pic.twitter.com/eu6X3R5liM
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右側は打込接の布積み。一番初めのと同じ石垣。このことから砂の丸は徳川期に拡張された部分だということがわかる。#wakayamajo pic.twitter.com/W428qFEetF
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勘定門を入って左手、砂の丸から二の丸に続く道だが、窪んだところがある。鶴の渓といい、浅野期に殿様が鶴を飼っていたとか。庭の一部みたいな感じかしら。他では見ないよね。 #wakayamajo pic.twitter.com/n8jFZJNN08
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今は紫陽花が植えられていて綺麗だったが、暗くて写ってない後ろの石垣が良い味出してた。また右手に続く野面の石垣も良いですね。 #wakayamajo pic.twitter.com/9vs53GUxOQ
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西の丸庭園。池泉回遊式というらしいです。別名紅葉渓庭園というほどで紅葉の名所とのことだが、新緑も綺麗だった。 #wakayamajo pic.twitter.com/G5NiPTYg5o
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そして一際目を引く御橋廊下。こんなの初めて見た!殿様とお付きの人、奥女中が二の丸と西の丸を行き来するためにかけられた徳川期の橋。外から見えないように壁と屋根が付いている。 #wakayamajo pic.twitter.com/pBMfoxNziw
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ワクワクして中に入ったものの、二の丸側の高い方から入ったために悲惨なことに。斜めなので、滑らないように床が段々になっているのだが、段差に足の小指をガンガンぶつけてめっちゃ痛かった。 #wakayamajo
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二の丸・大奥部分。江戸城の大奥と同じ機能かと。西の丸と御橋廊下で繋がっている。石垣に組み込まれた形で穴蔵状の遺構が見つかっている。非常の際、大奥の調度品などを収めたと考えられている。 #wakayamajo pic.twitter.com/MYPIc74OQU
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二の丸中奥・表部分。見ての通り公園になっている。浅野期には御殿があったとのことだが、大奥まで広がったのは徳川期だろう。とても広大である。 山上の本丸では手狭なので当時の中枢は二の丸だった。#wakayamajo pic.twitter.com/5vDN937m6X
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二の丸から振り返ると本丸へと向かう裏坂の虎口がある。だが、なかなか本丸に向かわないのが私であるのでやり過ごす
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。なんかバイクが見えますな…。 #wakayamajo pic.twitter.com/thJTByRWwe
一旦外に出て、一の橋と大手門。当初の大手は岡口門だが、浅野期途中からは大手として機能した。こぢんまりした質素な門なので心許ない感じがするが、かつては西側に月見櫓、東には多聞が連なっていた模様。ですよねー。 #wakayamajo pic.twitter.com/Th8xxU3ThZ
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大手門を入ったところ。右手が二の丸正面が本丸。左手の堀は他に比べてかなり広くとってある。かつての大手がこちら側だからかな。 #wakayamajo pic.twitter.com/IkJ5iolUNC
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一度屈曲して入っていく。一中門跡。大手らしい美しい切込接です。・:*:・(*´エ`*)ウットリ・:*:・ #wakayamajo pic.twitter.com/opKoWS1GHM
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正面の伏虎像を後に左手へ進む。一中門の裏はめっちゃ雁木になってる。ちょっと勉強不足でどういうことなのかわからない。どうやら蔵があったらしいが…。さらに本丸下をぐるっと回っていくと表坂。とりあえずやり過ごす #wakayamajo pic.twitter.com/WmiurQPUZn
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岡中門跡。岡口門と表坂の間の門。やはり屈曲している。ここの石垣も高いし、新しい。 #wakayamajo pic.twitter.com/HVJMPUXJrW
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で、岡口門。秀長(桑山)期の大手。門自体は徳川期の現存。飾り気はないが風格がありますな。当時は左右に蔵や櫓が続いていた強固な作り。 #wakayamajo pic.twitter.com/902Prxa2dc
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岡口門から岡中門へ行かず左手へ進むと動物園のある南の丸跡。本丸側に高い高い石垣がこれでもかとばかりにそびえ立っている。近寄れないのでよく見えないが、二段になっているのかな。 #wakayamajo pic.twitter.com/SAGBEC1Hr0
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南の丸外側の南堀跡。これも徳川期の拡張部。砂丘を堀割って作った三年坂に面している。砂なので水堀には出来なかったらしい。坂に対して一定の深さなので歩いていくうちに堀がなくなる不思議感。 #wakayamajo pic.twitter.com/CMQkeIXqn4
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最後の虎口、不明門跡。通常閉じられたままの不浄門。ここの高石垣も高い。角が算木で新しい。現在は駐車場入口だが、そのまま屈曲して入る形に。 #wakayamajo pic.twitter.com/ja4gbKDsZf
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ちなみに駐車場から南の丸へ入るにもこの屈曲。古地図見ると線引いてあるけど門じゃなさそう? #wakayamajo pic.twitter.com/fvYSXvhOJx
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不明門から本丸へのアクセス、新裏坂。新と付いているが石垣の苔むしっぷりがすごい。横の石垣はちょっとどきどきする積みっぷりだ。 #wakayamajo pic.twitter.com/7mCZ5YghAz
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この周辺の石垣にたくさん刻印が見られる。安易に天下普請かなと思ったが、浅野期に修復した石垣だそうで。確かに徳川期の積み方じゃないよな。 #wakayamajo pic.twitter.com/hzQWe1Ppno
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一周したところで表坂から本丸へ向かう。うーんこの石段はやっぱり後から作ってるよなあ。古地図だと一回は折れてそうだけど。 #wakayamajo pic.twitter.com/mwhqp9zXtc
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本丸下の通路かと思いきや、松の丸という曲輪らしい。途中七福の庭という石庭が。 #wakayamajo pic.twitter.com/SKA8nuptwa
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松の丸の先は石垣に取り囲まれるように進むことになる。この辺りの感じ、宇和島城に似てるかな。なんども曲がらせる動線が高虎流を思わせる。 #wakayamajo pic.twitter.com/Dm4wiUMQyA
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直進すると本丸御殿のあった曲輪。今は給水場で中には入れません。確かに手狭だな。本丸よりやや低そう。逆側から上がってくる道は裏坂になる。 #wakayamajo pic.twitter.com/6SSGEFU8lo
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本丸御殿の逆側が、天守のある曲輪になる。が、ここでまた私は横道にそれてしまうのであった。 #wakayamajo pic.twitter.com/O1eYzS4a0q
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天守の周りをぐるっと回れる道が付いているのです。近い。こんなあられもない姿や、入口とか、端が浮いてたりとか、見られて楽しかった。屋根どうなってんだこれ。 #wakayamajo pic.twitter.com/vNjNkMOpVI
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こんな感じの道。十分な幅はあるけど下は崖なので落ちないようにね。 #wakayamajo pic.twitter.com/n9kUdq4I1w
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というわけでやっと正面からの和歌山城天守。多聞櫓で小天守や天守を繋いだ連立式天守。浅野期は黒の下見板張りだったらしいが、徳川期はやはり白漆喰。現物は空襲で消失してRC復元。連立式かっけーな。 #wakayamajo pic.twitter.com/omaBDHmhjx
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こう、中に入るとぐるっと囲まれているのがいい。そんなに高い建物じゃないけど威圧感がある。 #wakayamajo pic.twitter.com/tgvFAAeqSw
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大天守と小天守。中は博物館になっていて小天守から入ります。一切撮影禁止。廊下だけでも撮りたかったんだけど。 #wakayamajo pic.twitter.com/JyExCA8aFf
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外はいいでしょ。やっぱりかっけー。眼下には御橋廊下が見える。遠く見えるのは紀ノ川ですね。 #wakayamajo pic.twitter.com/wzlkRmDQZA
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埋み門跡。残念ながら立入禁止で中は見られなかった。が、出口って多分これじゃないかしら。今は行けるかわからないけど下の黄金水へ続く道があるらしい。 #wakayamajo pic.twitter.com/8CyY1gqVIf
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和歌山城は石垣の多様さ、入り組んだ縄張、連立式天守の説得力などとても魅力的な城であった。基本的には山城スキーな自分だが、とてもワクワクした。人が写ってないけど、深夜バスで行って7時半くらいからうろうろしてるから。帰る頃にはたくさん人が来てましたわ。 #wakayamajo
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