何度も建て替えを繰り返しながら長~く使われた城 【根城】
根城は八戸南部氏の城。三戸南部氏が台頭してくるまでは宗家だっただけあって、大規模な屋敷に来客用の施設まであるという外交の場でもあった。
根城まとめ。
訪城日2015.9.20午前
天候:曇りのち晴れ
— メカマツオが正常に働くために (@mechamatsuo) 2015, 10月 31
根城は南部師行が建武元年に築城、以後300年に渡り代々八戸南部氏の居城となる。馬淵川に面した河岸段丘に作られた平城で並立した複数の郭からなる群郭式の城である。 #nejo pic.twitter.com/1ZUvPfDHEj
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八戸市博館前に南部師行の銅像。なんかしょんぼりしてる。お疲れです?いや、眠いです? #nejo pic.twitter.com/fUi8Sq5nct
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入口の門は旧八戸城東門。元々根城にあったものを八戸城に移設していたようである。入ってすぐ、左右に素晴らしい堀があるのだが…、ほぼ全員が素通りで私は悲しい。 #nejo pic.twitter.com/t6c93AmiJW
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これがその堀。左側は大分埋まっているが右側はなかなか。もっと鋭い薬研堀だったのだろうな。堀底を進むと下町と書かれている空間だろうか。右側馬淵川に向かって傾斜がついている。町があったようである。 #nejo pic.twitter.com/3OvjgrVzzv
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堀から門まで戻り、右手側が東善寺館。お墓がありました。誰のだろう。入口側は薬草園になっている。 #nejo pic.twitter.com/vBMsvMLVsE
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道は緩やかに下っていて、底くらいのあたりで左右に堀を埋めた通路があったらしい。中館より一段低いこの郭は詳細は不明とのこと。下町側に護摩堂跡という表示があったが… #nejo pic.twitter.com/zcO3vPmwtL
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中館前の堀。ここも規模大き目の堀だったようで、1m掘ると水が滲み出すことから水堀の可能性もあるとのこと。この城、外から見るのがすごく楽しかった。そして手入れが素晴らしい。頭が下がります。 #nejo pic.twitter.com/44urIK4bXY
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中館。この建物は馬小屋風の休憩所。つまりお前は馬小屋で十分だろうということです。違います。 #nejo pic.twitter.com/cZDK3mpgNT
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中館にある立体模型?俯瞰で見たいので近くに台を置いて欲しい。上に乗るバカがいるのかな… #nejo pic.twitter.com/fcfTfQk8lP
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中館と本丸を繋ぐ木橋。敵が迫ってきた時は落として渡れないようにした。当時は手摺はないwww橋を渡った先、不思議なことに虎口が左右に2つついている。 #nejo pic.twitter.com/Upx3AlpzmI
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本丸へ。復元整備のために11年もかけて丹念な発掘が行われ、400棟もの建物跡が見つかっている(3枚目)。時代を変え、何度も何度も建物を建て替えているということだ。長く使われた城だった。復元は安土桃山時代のもの。 #nejo pic.twitter.com/7EVxM0Vw3N
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というわけで北門と、東門。どちらも大変簡素な門である。この他、反対側に西門があるが同様のささやかな門である。 #nejo pic.twitter.com/WHR480iPCL
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中に入ってすぐ納屋。屋根しかない!本当に収納スペースでしかないんだな。それとも温調とか関係あるのかな #nejo pic.twitter.com/a62r3HJLqT
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奥御殿跡は柱穴展示。当主の家族が住んでおり、先祖の霊も祀られていたとのこと。本丸内何箇所か井戸もある。 #nejo pic.twitter.com/RlzctxGiF7
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板蔵。当主や家族が奥御殿で使う道具や衣類がしまってあった。品物を守るため6cmの板を使って頑丈に作られていたとのこと。納屋との違い。建物に入ると自動音声が流れるのでビクッとしてしまう #nejo pic.twitter.com/IkBmxs6jft
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鍛治工房。地面より90㎝下にある半地下。鎧や刀の部品の他、釘なども作っていたとのこと。かっこいい建物だな。 #nejo pic.twitter.com/cxT65I23V8
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野鍛治場。ちょっと違いが良くわからないんだが、ここで下ごしらえをするってことかしら。板塀は風除けとのことだが、屋根も柱もお粗末でちょっと大丈夫かしらね。 #nejo pic.twitter.com/qvSeiFga3A
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常御殿。当主が寝起きしており、政務所でもある。接見所や従臣の詰所なとがあった。ここも柱穴展示。 #nejo pic.twitter.com/IW5r0KvVeb
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主殿。迎賓館的なものですかね。あと様々な儀式が行なわれ、家宝なども保管されていた。台所以外板敷きで、特別な時のみ畳を敷いたようです。 #nejo pic.twitter.com/WiS1ljIuov
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上馬屋。当主所有の優れた南部駒が繋がれていた。お馬様!!! #nejo pic.twitter.com/PTl2qWTUTK
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この日は講演会があったようで中には入れなかったのだが、受付の人のご好意で途中まで入れてくれた。他でやってくれよ。根城紹介の写真でよく見るマネキンたちのお正月風景が見られなくて残念! #nejo pic.twitter.com/83nLvndcDo
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主殿裏の中馬屋。北門から入ってすぐ。来客の馬を繋ぐって説明だった。本丸内に来客用の馬屋…規模も大きいし珍しいなあ。 #nejo pic.twitter.com/vjDEAwbi3h
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も一つ下馬屋。夜間や冬季に馬を飼っていたとのこと。警備上の理由なら夜間はわかるけど冬季?隣はトイレwさらに奥には物見。馬淵川を行き来する船を見張っていたようである。 #nejo pic.twitter.com/pFoxhFKEtV
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そして端にある謎の土壇。公式も祭壇跡?とハテナつき。以前の講座で先生が、北門は町民が当主の生活空間を通らずに、この祭壇にお参りするための虎口ではないかとおっしゃっていて、なるほどといった感じである。 #nejo pic.twitter.com/liyDZkrPT1
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西門。坂虎口かな。そこまでちゃんと意識して作っている感じはないけど。 #nejo pic.twitter.com/w9dR4cIIhu
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西門を監視する番所。現在は休憩所を兼ねてあるが当時は板塀がついていた。 #nejo pic.twitter.com/0AFU62Uucp
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工房。床を掘り窪めて床とした竪穴式建物。この形式は東北北部から北海道南部でよく見られるとのことなので、寒さとか雪対策なのかなあ。鎧や武具の修理をしていた。 #nejo pic.twitter.com/jEfyNaOFSc
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そして実は一番興奮したのがこの本丸を囲む大土塁。外側が西の沢ということなので現在の道路が沢だったのかな。 #nejo pic.twitter.com/agjrzcoKjv
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馬淵川まで行ってみた。幅広が伝わらないので橋も撮ってみた。結果的に博物館からも見えたという…。そして馬淵川はこの後の城巡りにて何度も登場することになる。 #nejo pic.twitter.com/cRMcDzefgo
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博物館から国道104号線を渡って反対側、三番堀の跡が残っている。この国道自体、当時は堀であった。 #nejo pic.twitter.com/oDc3Zfh3NS
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その内側と国道の間が岡前館。微かに土盛のようなものが??? #nejo pic.twitter.com/hX8RmQqDDH
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そして住宅地に飲み込まれながら沢里館。イマイチ伝わらないけど周りより高く郭を作ってある。よくぞ残っていた! #nejo pic.twitter.com/uYqOihPMao
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中館・岡前・沢里というのは家臣の名前なので、城内に家臣が住んでいたと思われている。
根城とにかく楽しかった記憶しかない。行ったり来たり、周りをぐるぐる回ったり登ったり降りたり。復元の誠実さも良い。本丸の木柵とかな。本当に美しく整備されているので本丸だけではなく周りも見て欲しい城である。
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根城を訪れた後にはぜひこちらにも足を伸ばして欲しい。
南部藩総鎮守の櫛引八幡宮。境内も社殿も素敵なところなのだが、お目当は、 pic.twitter.com/JFpjYHjnls
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国宝の鎧が二領もあるという国宝館。中に入ると正面奥にこの二領が並んでてなあ。しばらく動けなかったよね。特にお菊さん(菊一文字)が美しかった。赤糸が鮮やか過ぎるので修復したばかりなのかな。春日大社の鎧も美しかったけど。 pic.twitter.com/N4TWWSPASQ
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あとはなんかカオスな神社だったよ pic.twitter.com/YGJh8F1z5X
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そして八戸南部氏の菩提寺、南宗寺へ。当たり前だけと家紋が南部だ。 pic.twitter.com/TmzyPWGYxl
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お参りさせていただきました。八戸南部氏初代から9代までの墓所とのこと。 pic.twitter.com/oHAnaM12uY
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【根城】
南部バス「T60・T63 田面木経由」八戸市中心街六日町バス停から10分程度 根城バス停下車 徒歩1分→A
【櫛引八幡宮】
南部バス「T60・T63 田面木経由」根城バス停から10分程度 櫛引八幡宮前バス停下車 徒歩3分→B
【南宗寺】
南部バス「C5 司法センター前・十三日町経由」櫛引八幡宮バス停から15分程度 荒町バス停下車 徒歩7分→C
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