馬出を駆使した聚楽第形式の先駆け【滝山城】
滝山城は関東管領山内上杉氏の重臣大石氏によって築かれ、養子の北条氏照が入城後大きく拡張したとされている。たくさんの曲輪からなる比高40メートルほどの平山城である。上杉武田の猛攻にも耐えた堅城。 #takiyamajo pic.twitter.com/nLtWIv96yb
— メカマツオが正常に働くために (@mechamatsuo) 2014年10月12日
滝山城址下バス停を降りてすぐである。迷わずに済むくらいの目立ちよう。素晴らしい。ここが大手。カーブで先を見えなくする工夫が見られる。右側の削平地に神社があったが、これは関係ないのかな? #takiyamajo pic.twitter.com/4VqOhynHLI
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そして左手に現れる横堀!!!曲輪(上は小宮曲輪)の形に沿っているのか折れを伴う。なんと美しい堀でしょう!竹があるからかもだが、小机城を思い出した。とても北条を感じさせる。 #takiyamajo pic.twitter.com/6t4YvZ3jbY
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この竹、人の手によって置かれたものっぽいのでここから先は入らない方がいいと思って写真のみ。鬱蒼としている。ここが区切りのように高くなっていて、先はまた堀になっている。横移動させにくくする工夫か? #takiyamajo pic.twitter.com/z7PZilRBdW
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元の大手道に復帰し、天野坂と呼ばれる坂を登る。左小宮曲輪・右三の丸でどちらも堀があり、この先の虎口は枡形になっていたという厳重な守り。 #takiyamajo pic.twitter.com/z6jVZqTUeA
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小宮曲輪。北条氏の重臣の名前から来ているとか。家臣の屋敷があった。広い敷地を土塁で区切って使っていたようです。曲輪内で結構な高低差があって驚いた。写真には写ってないけどw #takiyamajo pic.twitter.com/j8akZ5yNyH
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小宮曲輪から山の神曲輪に向かう。これは逆から撮った写真だが、ここも枡形になっている。小宮曲輪側には櫓台があったということでここも厳重な守り。そしてこの堀はおそらくさっきの曲輪をぐるりと囲む堀と繋がっている。 #takiyamajo pic.twitter.com/gssgBHh6Fk
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一番北端だろうか、主郭部から離れたところにある山の神曲輪。山の神(農耕の神)を祀っていたらしい。有事に民衆を敵の乱取りから守るために設けられた避難場所。周りの腰帯曲輪も竪堀も残念ながら木々で見えず。 #takiyamajo pic.twitter.com/F7q6XU8BXU
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あの川は多摩川です #takiyamajo pic.twitter.com/r2pqSgjiLw
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大手まで戻って恐らく三の丸と思われる曲輪。特に何もない。なんとなく虎口の横に高まりがあるような気がしないでもない。 #takiyamajo pic.twitter.com/9jZUSIEa9C
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ここでコの字型の土橋(当時は)!!!素敵!ルート限定と城道への面を広げることにより強力な側面攻撃が可能。あと一気に大人数は渡れないか。 #takiyamajo pic.twitter.com/oU75vYuLpT
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千畳敷。虎口は直進出来ないようになっている。左右別れさせる。曲輪は広い広い。 #takiyamajo pic.twitter.com/SJ6oTmfCBV
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千畳敷から見た弁天池跡。段状に曲輪が続き、すり鉢状になっている。小舟を浮かべて宴を楽しむような池だった。風流だなあ。池の中にあった中の島は氏邦の鉢形城にも見られる。下の帯曲輪への降り口も枡形。 #takiyamajo pic.twitter.com/QG7HQWwuNN
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これは本丸側から降りて取った写真。こちらも段状に下がっていく。あまりにも曲輪が綺麗に残ってるので感動。二枚目の写真はかつて繋がって水を堰き止めていた土塁。現在も水は流れている。四枚目が中の島と思われる高まり。#takiyamajo pic.twitter.com/yNV950yyE7
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千畳敷の横に角馬出がある。角馬出だから北条の城と一概には言えない昨今だが、北条が角馬出をよく使うのは確かである。 #takiyamajo pic.twitter.com/U9JVXCol1o
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この城でなんといってもすごいのは二の丸。このゴテゴテである。さっきのと合わせて三つ、それぞれ虎口に馬出が付属する。写真は大馬出、土橋、深い堀。縄張した人はここで敵の侵攻を食い止めるつもりだったようである。#takiyamajo pic.twitter.com/iezKrTrrRA
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そして両馬出に挟まれたこの曲輪が行き止まりの曲輪。、ここに追い込まれた敵は袋のネズミである。珍しい遺構!面白!#takiyamajo pic.twitter.com/KV7rfd4plx
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中の丸南側のこのあたり?二の丸からの道が合流する地点に櫓門があったようです #takiyamajo pic.twitter.com/mJvdS80zqo
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中の丸も枡形虎口。多摩川に面する北側に帯曲輪が設けられているとのことだが木で見えません。 #takiyamajo pic.twitter.com/xSBQ6kxYi3
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中の丸から本丸へ渡るための引橋。敵が攻めてきたら本丸側へ橋を引き込めるようになっていたと考えられる。橋はもう少し低い位置にかかっていて大堀切はもっと深かったことが分かっている。 #takiyamajo pic.twitter.com/sv0F1nbakE
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橋を渡るともちろん枡形虎口。発掘で石敷と側溝が見つかった。一部は暗渠になっていたようである。また道幅は曲がる度に細くなり大人数が同時に通れない工夫がされていた。 #takiyamajo pic.twitter.com/RcSm5lzFac
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本丸。井戸がありました。南側の虎口も枡形です。ほぼ全部枡形。すごいなあ。ここからさっきの堀切に降りることも、弁天池に降りることも出来る。 #takiyamajo pic.twitter.com/i2jqVrAelY
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本丸にあるこの霞神社の裏側に搦手虎口がある。馬出を伴う出丸があるとのことだが、ここからでは全然分からんな。道が一部消滅って書いてあったので回り込んだりしなかった。 #takiyamajo pic.twitter.com/CW6j9nuEm5
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北条の城は本当に見応えがある。こんなに技巧を凝らした城がこんなに良い状態で残ってることを感謝したい。今回は端折ったが一つ一つ曲輪をたどって見ていくのも楽しそうだ。蜂と蜘蛛の巣トラップがなければなあ。あと草木が生い茂ってるところがな。 #takiyamajo
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そうそう、氏照兄は滝山城から八王子城に移ったわけだが、落城したわけでもないのになんで移ったんだろう?これだけの城もったいないなあ。広いから兵力も蓄えられそうなものだが。知識不足でわからぬ。 #takiyamajo
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秀吉の小田原攻めに備えるタイミングなのか。もしかしたら始めから自分と主力は小田原に詰めるつもりだったのかも。残りの家臣に留守を任せるには広過ぎる滝山城より自然の要害の八王子城の方が適していたとか?俄然八王子城行きたくなってきたわ。早く工事終わらないかなあ #takiyamajo
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そしたら秀吉の侵攻ルートも調べなきゃだ。支城網と親族がどこにいたのかもだな。
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この前八王子城行った時は知識全然なかったしむしろミラージュ紀行メインだったからなσ(^_^;) #takiyamajo
滝山城
JR中央線「八王子」駅から西東京バス(ひよどり山トンネル経由)戸吹行き「滝山城址下」下車 徒歩10分
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